「こどものお金の学校」を主催しております、
渡辺剛徳(たかのり)です。
こどものお金の学校は、2017年から活動を始め、
これまでいろいろな講座やワークショップを開催してきました。
いよいよ、2020年2月から、
本格的に連続講座をスタートすることにしました♪
連続講座のなかで、
具体的にどういうことをするのかを体験していただき、
講座の内容についてご説明させていただくために、
体験セミナーを開催することにしました。
『こどもにどうやって、
お金のこと伝えたらいいの?』
ある親御さんから、こんな悩みを聞くことがありました。
『自分はお金のことで苦労し、失敗もしてきた。
だから、こどもには、お金に苦労しないで、
お金に振り回されない人生を送って欲しい。
でも、こどもにどうやってお金のことを
伝えたらいいのかわからない・・・』
この悩みを聞いた時に、同じような悩みをお持ちの方が、
多いのではないかな~と思いました。
学校でお金の授業はしていませんので、
家庭のなかでお金の教育として考えられるのは、
例えば、
「経営者や成功者からお金の稼ぎ方を学ぶ」
「おこづかいを与えて自分で管理させる」
「投資の勉強をしてお金の増やし方を学ばせる」
といったことが考えられます。
もちろん、これらもひとつの方法ではありますが、
そのことで、こどもたちが将来、
お金に苦労しない、お金に振り回されない人生、
を送れるようになるでしょうか?
ある興味深い研究があります。
ノーベル賞を受賞したアメリカのカーネマン教授は、
(名前からしてすごいです!)
年収が7万5千ドル(約800万円)までは
年収と幸福度は比例するが、
それ以上になると比例しなくなる、と言われています。
幸福学を研究している慶応大学の前野教授は、
年収400万円以下でも幸せと感じる人、
年収1千万円以上でも不幸と感じている人のパターンがある、
ということを言われています。
つまりお金が増えれば幸せになる、とは限らないのです。
お金の教育の目的はなんでしょうか?
親がこどもに願うことはなんでしょうか?
お金持ちになることではなく、
「幸せ」になることではないでしょうか。
僕は、これまで、
『自分と家族が幸せと感じる生き方をして、
自分と家族にとって必要なお金がある人生』
を送りましょう♪
とお伝えしてきました。
では、自分と家族が幸せと感じる生き方をしていくため
に必要なことはなんでしょうか?
「家族で理想の未来を語り合う」
「ポジティブな自分になる」
「こどもに夢や目標を持たせる」
などの前に、
僕は大事なことがあると思っています。
それは『自分を知ること』です。
連続講座のなかでは、人生ゲームのノウハウを使って、
「自分は誰なんだろう?」
ということを考えていきます。
そして、自分と家族にとって必要なお金を知るため
に必要なことは何でしょうか?
「お金の稼ぎ方や投資の仕方を学ぶ」
「家計簿やおこづかい帳をつける」
「将来に向けて貯金をする」
などの前に、
僕は大事なことがあると思っています。
それは『お金のしくみを知ること』です。
連続講座のなかでは、ブロックパズルのノウハウを使って、
「お金って世のなかをどう流れているのだろう?」
ということを考えていきます。
こどもの時に大事なことは、
お金の稼ぎ方や投資の知識などテクニックを学ぶことではなくて、
「自分が誰なのか?」
「お金が世の中をどう流れているのか?」
という根源的なことを問い・知ることだと考えます。
そして、お金の教育を通して、
お金中心の生き方ではなくて、
自分と家族の幸せが中心の生き方
を考えるきっかけになるといいなと思っています。