論語と算盤④

渋沢栄一さん「論語と算盤より」一部引用

 

『古の学ぶ者はおのれがためにし、今の学ぶ者は人のためにす

・・・

今の青年はただ学問のために学問をしている。
目的なく漠然と学問をする結果、実際に社会に出てから、
何のために学びしやというがごとき疑惑に襲われる青年が往々にしてある。

「学問すれば皆偉い人者になれる」
という一種の迷信のために、自己の境遇生活状態をも顧みないで、
分不相応の学問をする結果、
後悔するがごときことがあるのである』

 

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