お金があっても倒産する?
倒産とは、
ざっくり言うと、
お金が払えなくなってしまうこと、
です。
赤字の場合はもちろん、
黒字でも倒産する場合があります。
「勘定あって、銭足らず」の場合です。
会計上は利益が出ているのに、お金がない状態のことです。
売掛金が多い、在庫が多い、借金が多い、
これらの場合は、
会社にお金がない、または、返済が多いので、
利益が出ていても、お金がなくなります。
では、お金があっても倒産するのは、
どういう場合でしょうか?
お金はあるので、法的には、倒産しません。
しかし、実質的に、会社の財産を失ってしまう可能性があります。
具体的にいうと、
お金が必要なところに廻っていないと、
お金は残っているけれど、
必要な人やものなど、大切な財産がなくなってしまうかもしれません。
本当は、もっと社員に給料を増やした方がいいところを、
お金を貯めることだけしていて、
社員にお金を廻していかないと、
せっかくの優秀な社員も辞めていってしまいます。
からだで例えると、
ごはんをたくさん食べて、排泄せずに、体に残っている状態は、
決して健康とは言えませんよね。
排泄しながら、必要なところに流して、
体のなかを循環しながら、残していくことが、
健康体と言えると思います。
お金も同じですね。
ただ、貯め込むのは健康ではなく、
必要なところにお金を使って、
お金を循環していくこと、
それが、お金にとっても健康な状態だと思います。
もちろん、
お金をいくらまで使って、
いくらまで残していくか、
ということは考える必要はあります。
みなさんは、お金の健康体になっていますか?