常識の破壊(サドベリースクール)
教育の常識と言えば、
「学校には行かないといけない」
ということではないでしょうか。
行かない子は、不登校と呼ばれてしまいます。
僕は不登校という言葉が嫌いです。
登校できないのではなく、
自分の意思で登校しない、というこどもを何人も見てきました。
今は、教育機会確保法で、学校に行かなくてもいいと
いう法律ができましたので、法的にも問題ありませんね。
しかも、今の学校教育法ができたのは、
第二次世界大戦後の1947年です。
まだ、100年もたっていません。
そのようななかで、
「学校には行かないといけない」
ということが、常識と呼べるのでしょうか?
また、一般の学校では、次のような常識があります。
・決められた授業がある
・決められたルールがある
・決められた先生がいる
この常識を全て破壊した学校が、
「サドベリースクール」です。
全国で約10校ほどあります。
学校法人としては認可されていません。
僕は、9年前に、仲間と「東京サドベリースクール」をつくりました。
こちらの動画で学校の様子を知ることができます。
↓
https://youtu.be/DIDzjj9OtT0
スタッフ(学校のなかで生徒と一緒に過ごす人)も2年ほど経験し、
今は必要とされた時にだけ行く準スタッフと、会計監事をしています。
ここでは、カリキュラムはありません。
一日何をするのかは自分で決めます。
ルールづくりなど、学校運営に関わることができる権利を、
生徒もスタッフも対等な1票として持っています。
スタッフを選ぶのは、生徒です。
スタッフ自身がやりたいと思っても、生徒が選ばなければ、
なることができません。
こういった環境のなかで、生徒は、「自由と責任」について学び、
「自分は誰か」ということを問い続けていきます。
一方で、一般の学校だったら学べる、算数や国語などは、
学べないかもしれません。
どちらの教育がいいと感じるかは、人それぞれです。
世の中には、いろいろな教育があります。
どの教育がこどもに合うのかを、家族で話し合って、
自分たちで考えていくことが大切だと思います。
それは、教育だけでなく、自分の生き方も同じです。
常識とされる生き方以外に、生きる方法はたくさんあります。
自分がどう生きたいのかを、自分で考え・感じていくことが、
自分を生きることに繋がっていくのではないでしょうか。
サドベリースクールのような学校も、認可され、
こどもたちが自分に合う学校を自由に選べるようになる
ことが、今後、重要なことではないかなと思います☆