常識の破壊(西郷どん)
政治の分野で、常識の破壊というと、
今年の大河ドラマにもなっています、
「西郷どん」こと「西郷隆盛さん」
を真っ先に思い出します。
常識の破壊は、なんと言っても、
「明治維新」を行ったことです。
徳川幕府は、260年続いていました。
おそらくですが、徳川幕府がなくなるということ、
そして、薩摩と長州が新しい世の中のしくみをつくると
いうことは、ほとんどの人が想像していなかったのではないか、
と思います。
世の中は徳川幕府であることが常識で、幕府がなくなることなどありえないと。
この明治維新の時ほど、世の中を真剣に考えた人が現れた時代はないように感じます。
幕府側の人も、薩長側の人も、みんなが自分の信じた道を歩んでいました。
しかも、その道は、私利私欲ではなく、国の未来のことを考えてです。
これほどの大きな時代変革があったにも関わらず、死傷者が少なかったのは、
世界史上でも、稀だそうです。
西郷さんを中心に明治維新が成し遂げられました。
世の中を変えていく時には、常識の破壊をしていく
必要があります。
変えていくことが、いいことなのかどうかは、わかりません。
変えないということも、勇気だからです。
どちらを選んだとしても、その評価は、何十年、何百年たってから、
その時代に生きる人々がするものだと思います。
なので、変えるにしても、変えないにしても、
今後世の中がどうなるかは誰にもわからないので、
その時の評価を怖れず、
自分が信じた道を歩いていくしかないと思うのです。
そして、そこには、どう生きたいのかという、
どういう世の中にしたいのか、という、
将来ビジョンと、それを達成するという、
強い意思と、行動力が必要です。
これは、政治だけでなく、自分の人生にも当てはまると思います。
自分は何をしたいのか、どんな人生を送りたいのか、それを考え、
達成したいという意思と行動力が必要になります。
西郷さんからは、まさにそのことを学ぶことができます☆