聴くということ②(安心安全な場)
僕が話を聴く時に大切にしていることがいくつかあるのですが、中でも一番大切にしているのは、その場を「安心安全な場」にするということです。1対1の時はもちろん、複数の人の話を聴く時は、そこにいるみんなにとって安心安全な場になっているか、そもそも僕がみんなにとって、安心安全な人なのかを確認します。
安心安全な場とは、どういう場なのでしょうか?
人によって捉え方はあると思いますが、僕は、自分の気持ちや考えを正直に伝えることができて、それが否定されたり批判されない場、と考えています。そういう場でないと、自分の気持ちを正直に話すことはできないですよね。自分と違う意見の場合は、そういう考えもあるよね~と一旦は受け止めて、君の考えはわかったよ、でも、僕はこう思うんだよね~というのは、否定や批判には当たらないと思うのです。
安心安全な場づくりは、僕が所属しているコミュニティーで、とっても大切なことのひとつになっています。
AH(アティテューディナル・ヒーリング)では、相手が話したことに対して、一切のコメントもアドバイスもしません。ただその人自身を聴きます。
サドベリーでは、スクールそのものが安心安全な場であって、学校のルールを決めたり、困ったことを話し合う「スクールミーティング」の場でも、みんなが自然と安心安全な場にしようとしています。
コンサルタントの和仁達也さんは、一番大切なのは、コンサルタントのスキル以前に、安心安全ポジティブな場をつくることと言われ、決して相手を説得することはせず、常にそういう場を作ることを意識しています。
安心安全な場をつくることは、僕のミッション(使命)です!
次回は二つめに大切にしていることを書きます。